近年トリマー業界で人気のハサミがブレンディングシザー(ブレンダー)。トイプードルをナチュラルな感じでフワフワスタイルを作るのに便利なハサミです。毛が逃げにくいので荒がりとしても使えます。
※ブレンダーはケリーを販売しているワンクスの登録商標
美容師でいえば刈り上げ用のセニングですが、トリマー業界ではカット率の高いスキ鋏はあまり使われていませんでした。今でもトリマーのスキバサミといえば40目カット率40%がスタンダードです。
なぜブレンディングシザーが必要なのか?
学校の授業やJKCの資格試験、トリミングコンテストのような場面では、「しっかりと面を揃えて、ラインを出す」というのが基本なので、必要のないハサミ。
でも、一般のお客さんの場合は「自然な感じにカット、フワフワにカット」を好む方が多いです。僕も割りとナチュラルな感じも好きです。
毛先をキッチリ揃えないことでフワフワ感を出しますが、ストレートシザーではシンドい作業になり、カット率40%のセニングシザーで揃えていくには時間がかかりすぎてしまう。
そういった時にカット率が高いブレンディングシザーがあると、ストレートと同じように使っても自然な感じで仕上がって早い!
今は柔らかい毛質のコが多いので、ストレートだとどうしてもカットラインが出やすく、ブレンディングシザーの方が便利だったりします。
1丁持っていると便利なブレンディングシザーですが、単価が高いのでメーカーに悩んで決めきれないというトリマーさんも多いと思います。
個人的に印象が良いのは次の2メーカーです。
- ケリー(ワンクス)
- 内海
ケリー(ワンクス)
ケリーはブレンダーという登録商標を取得するぐらい力を入れているので、作りもしっかりしています。
6.4インチ,6.8インチ,8.0インチで3種類のサイズがありますが、6.8インチが一番使いやすいと思います。カット率が80%と50%の2タイプがありますが、ブレンディングシザーの用途として使うなら80%で良いでしょう。
6.4は大きさが中途半端、8.0はスタンダードプードルが沢山くるお店なら選択肢に入りますが重さが86gあるので結構な重さです。6.8は体にも顔にも使える丁度よい大きさなので万能です。
ただ6.8インチも83gあるので、握ってみるとずっしり重みを感じると思います。
もう少し軽くなればいいんですけど。
続いて「内海」
内海
内海は昔からセニングの作りがしっかりしていると印象があり、最近もUTSUMI PA30とUTSUMI OF50Wの2本を買ってしまいましたw
ずっと使っていた神田文一商店の50目カット率50%が調子悪くなり、結局PA30も購入することに…
内海のブレンディングシザーはU&U BL675(別でメガネハンドルもあり)
カット率は50%と物足りないですが、重さは63gと非常に軽量です。
あと個人的に内海のカット率表記は実際はもっと取れている印象があるので、他メーカーのセニング50%よりもザクザク切れる印象になるかと。
内海は櫛刃のギザギザが独自の形状になっているので、それがザクザク切れるポイントなのかもしれません。
パワーは圧倒的にケリーなので、全身に使うならケリーの方が使いやすいです。ただ顔など部分的な使用なら軽量の内海もおすすめです。
自分が使っているブレンディングシザー
で、僕はどこのメーカーを使っているのかというと、「鋏の若菜」という個人で活動されている研ぎ屋さんのハサミを使っています。

ここのカーブシザーがスゴく良かったので、じゃあブレンディングシザーも買ってみようという事で、コレを使っています。
ケリーや内海よりも安いのですが、ジャキジャキした開閉音は結構あります。が、切れ味は問題なし!サイズが6.8インチ程なのでバランスが良く刃先までしっかりと切れます。用途は荒刈りやブーツカットなど主に体に使い、顔周りには使っていません。
しっかりした3Dメガネが使いやすくて満足しています。手が大きいので、ちんまりしたハンドルだと手首が苦しい!
よかったら参考にしてみてください!
