平面のレイアウトや大体のお店の雰囲気が決まると「パース」というものを作成します。
パースとは?
パースとは、建物の外観や内観を立体的な絵にしたものです。一定の図法によって描いた透視図(Perspective drawing)のことで、この言葉を略した言い方がパース(Pers)。
図面だけではお店のイメージがわかりにくいため、立体的に表現することで 、全体のイメージを表現します。完成予想図としても使われるので、パースを広告に使う場合が多いです。
建物の外観を描いたものを「外観パース」、室内を描いたものを「内観パース」といいます。図面とオーナーのイメージを元に描き起こします。パースはイラストで3Dか手書きのどちらかが多いですが、CG加工してリアリティをもったパースを作る会社もあります。
作成してもらったパース
外観
外観は最初に提示してくれたものがイメージに近かったためこれに決定!ドアは青色で南フランスのテイストを取り入れて欲しいと伝えてありました。
具体的な壁の素材やデザインなどは、これから予算と相談しながらデザイナーさんと打合せをしていきます。
横の大きな看板はどんな感じにしようかなと考え中です。
こちらは、窓枠を木製にして、壁もスッキリとアイボリーにしたイメージ。
素朴で可愛い感じになるので、これも良いですね。
扉窓にして、小物の装飾をゴチャッとつける南フランスのお店のような感じですね。
あまり小物を置くと自分では管理できなさそうです。
内観
内観は最初に提示されたイメージから描き直してもらっています。
パースをもらった時は気にしていなかったのですが、天井を落として高さを作っているそうで、イメージ的には天井の高さが3mにもなるとのこと。
非常に開放感は出ますが天井を落としてしまうと、防音効果が弱くなり上の住人にも迷惑がかかりそうなので、やめることに。
最初に提示されたイラストです。
内装については、細かい部分まで伝えていなかったので、イメージがうまく伝わっていませんでした。
パースを元に施工会社が見積もりを作成
デザイン会社には「施工もやっている会社」もあれば、「施工は他の工務店に依頼する会社」と2つあります。
メリット・デメリットはそれぞれあります。
僕が依頼しているのは前者のやり方のデザイン会社で、工務店はペットサロンの施工経験がある会社という条件でデザイナーさんに依頼しました。
工務店はどこでもいいから安くやって欲しい場合は、「競争入札」というオークション形式で、複数社を集めて一番安い会社に依頼する方法もあります。
前回作成した平面レイアウトとパースを元に工務店は概算見積もりを計算します。
現在の進捗状況!
直近の打合せで、デザイナー、工務店の現場担当者、自分と3人で概算見積もりの打合せをしているので、おおよその概算見積もりが提示されています。
正直、かなりの予算オーバーでしたが、素材を調整していけば予算には収まるだろうという事で次の段階へ進めていくことに。
次は具体的な実施設計図といって、工事に使う設計図を作っていきます。
どこにどんな素材を使って、高さや大きさは?といった細かい部分まで記載した図面になります。
スケジュールでは実施設計図作成に約3週間、見積もり調整に約3週間、工事期間が約3週間となっています。
トラブルがなければ5月頭ぐらいの完成予定でしたが、4月中にお店は完成してしまうかも?
イソラのホームページの進捗グラフも更新しておきました!