以前から自分のお店としてペットサロンをもちたいと考えていたのですが、頭の中で妄想しているだけで、本格的に動いたことはありませんでした。
でも、ここ数ヶ月色々悩んだ末、ペットサロン(犬専用の美容室)を作ってみることに決めました。
決めたと言っても、文字通り心の中で決心しただけの話ですがw
というわけで、ブログのカテゴリーに開業日記を追加デス!
理想のお店の形は頭の中で出来上がっていますが、具体的なお金やテナントなどの計画はこれからです。
規模としては「8~10坪/家賃10万円/自分一人のお店」で考えています。
サービス内容は美容のみで、ホテルについては役所から許可は取っておく予定ですが、実際に開業して様子をみてから考えます。もし、ホテルをやるとしても1日1人のお客さん限定になると思います。
『そんなので食っていけるワケ無いだろ。』
と言われそうですが、確かに一人でやっている限り大きな利益は期待できないでしょう。ただ、赤字にもなりません。それが技術職の良いところ。
すでにフリーランスとしてずっと生活を続けているので、トリマーの勉強を続けてきて初めて独立開業をする人とは、その点で事情が異なると思います。
開業費用のこと
今はフリーランスのような形で仕事をしながら生活をしていますが、事務所も自宅にしているのでテナントを借りた経験はありません。
「犬を入れる」というだけで貸主に嫌がられるはずなので、今後テナント探しが一番の問題になるでしょう!
テナント
家賃10万円としたら、敷金(保証料)・仲介手数料・保険料・礼金が初期費用にかかるので、約100万円。動物系だと敷金何ヶ月分取られるんだろう。。。
水道工事
水道工事費用もトリミングサロンの開業に関わる大きな費用です。今、自宅の1スペースをトリミングルームに改装していますが、その時の費用が約70万円。テナントの事情もどうなるか分からないので、これも約100万円で考えています。
「テナント」「水道工事」は絶対に必要な初期費用ですよね。
200万円は最低でも必要な金額。
設備・備品
設備では「ドライヤー」「ドッグバス」が大きな出費ですね。
ドライヤーは新品で10万円前後、ドッグバスは10万円~20万円。シャンプーやその他色々で50万円を想定しています。
ここまでで、約250万円!!
内装・外装費用
あとは内装外装費用ですが、内装費用はいくらになるのか全然イメージが出来ないんです。
主なものは「床材、壁紙、看板」この3つですよね。
床材はワンコ達が走り回っても滑らないものを使いたいので、お金をかけるつもりですが、その他の費用がどの程度か予想が出来ないんですよね。内装の壁は壁紙でいいので、主に外装の看板や照明?いや、内装の照明も重要でした。
150~200万円で収まるのかな?
大雑把ですが、たぶん開業費用500万円でいけるはず!!!
2,3店舗目を出す可能性を考えると今後融資してもらう銀行を決めておいた方が良いので、100万円を借りようと思っています。
銀行からの融資となると事業計画書の作成も勉強せねばー。
動物取扱業許可のこと
ペットサロンを開業するためには市役所で動物取扱業の許可を取らなければなりませんが、自宅の一室で許可を取っているので、これを移転?支店?のような形でいけると思っています。(届け出については今後調べます。)
一番大変なのはテナント探しになりそう
人間の美容室なら快くテナントを貸してくれそうですが、「犬が入ります!!」と伝えるだけで許可してくれる大家さんが激減するのは初心者でも分かる、間違いない…
自宅トリミングをしようと思っている方へ!
最後に、一応自宅トリミングルームで動物取扱業の許可をとっているので、その時に気になった事を書いておきます。
自宅でトリミングサロンを出す場合の費用
自宅でトリミングサロンを考えている人は、「水道工事と設備・備品」だけが最低必要な初期費用なので150万円前後でお店が開けるはずです。
我が家も1階のスペースをトリミング専門部屋にしていて、動物許可取扱業許可を取得していますが、低予算で開業の許可までいけると思います。
自宅サロンで一番気をつける事は「用途地域の種類」
家を建てて、ご近所さんのトリミングでもしながらペット美容室やろうと思っている人は多いと思いますが、「用途地域の種類」の確認は必須です!知らない人も多いので要注意です。
実は、「用途地域の種類」によって動物取扱業の許可が取れない可能性があります。
自宅サロンを開業しようとする場合、建築基準法で住所によって全12種類の用途地域決まっています。
ここは住宅地、ここは商業地といった感じですね。「この場所では動物取扱業はダメ!」と役所に言われたらもうお手上げです。「自宅で時々1匹預かってやるだけですよ~~」と役所に言っても問答無用で慈悲はありません!
12種類とありますが、以下がその12種類となります。
- 第一種低層住居専用地域
- 第二種低層住居専用地域
- 第一種中高層住居専用地域
- 第二種中高層住居専用地域
- 第一種住居地域
- 第二種住居地域
- 準住居地域
- 近隣商業地域
- 商業地域
- 準工業地域
- 工業地域
- 工業専用地域
名古屋であれば、名古屋市都市計画情報提供サービスの都市計画情報から用途地域が分かります。
地域や役所によって違いますが、次の4つは動物取扱業の許可を取得するのは厳しいです。
- 第一種低層住居専用地域
- 第二種低層住居専用地域
- 第一種中高層住居専用地域
- 市街化調整区域(第一種低層地域に準ずる)
うちの場合は”第一種住宅地域”でしたので、動物取扱業の許可も問題なくOKをもらっています。自宅の周りに商業オフィスやお店があるかどうかは一つの判断基準だと思います。
というわけで、2017年開業を目標に頑張ろうと思います!!