犬が食べると中毒症状を引き起こす野菜で有名なのが「長ネギ、玉ねぎ、ニラ」などのネギ類間ですが、観葉植物や草花にも食べると中毒を起こす危険なものが沢山あります。
犬によって個体差もあるため、有害となるレベルがはっきりしない場合が多いですが、症状としては「経口の炎症、口元、唇、舌の激しい熱と炎症、過流涎、 嘔吐、嚥下困難」などの中毒症状が起こる可能性があります。
特に危険度の高くよく見かける「花・植物」では
- ツツジのなかま(アセビ・シャクナゲ・ツツジ)
- ユリのなかま(スズラン・ワスレグサ・ユリ)
- アボカド、イチイ、ジキタリス、シクラメン
「観葉植物」で特に危険度が高い種類は、 緑竹、カラジウム、ヒトデカズラ、デヘンバキア、フィドルリーフ、ヒメカズラ、ポトス、幸福の木、ドラセナ類。など 犬や猫に安全とされている植物と毒性がある植物は、ASPCA にリストで記載されています。
ASPCAによると犬に毒性のある植物として約400種が掲載されています。 ペット、特に猫は、草を食べることがありますが、犬にも夢中で草を食べるコがたまにいますよね。猫はテーブルの上にも登るので、花瓶の切り花も安全かどうかは必ず確認しましょう。
安全な観葉植物
観葉植物はインテリアとして置くだけで綺麗で室内が明るくなりますし、光合成によって二酸化酸素を吸収し、酸素を供給する空気清浄作用があります。他にも環境改善効果のひとつに湿度調節があります。
植物は根から水を吸い上げ、葉から蒸散させるので、室内が乾燥した場合の加湿器のような効果もあります。 イソラ名古屋も自然をコンセプトの一つにしているペットサロンなので、植物をインテリアとして飾りたいと思っています。なので今回、勉強のために、犬が食べても毒性のない観葉植物を調べてみました。
とはいえ、観葉植物も食用ではないので、高さのある鉢にするなど対策はした方が良いと思います。
バナナ
葉の大きいバナナは蒸散作用の効果が非常に高く、NASAの研究ではホルムアルデヒドの除去に優れるとの発表もあります。
アレカヤシ
葉が薄く、葉の量が多いヤシ類は蒸散量が非常に多いので、湿度調整に優れています。空気清浄作用としてはトルエン、キシレンを除去します。
パキラ
成長が早く乾燥にも強い、そして害虫の被害も比較的少ないので管理が楽という事で人気があります。ベンゼン、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンを除去し消臭効果も期待できます。
シュロチク(棕櫚竹)、カンノンチク(観音竹)
和風やアジアンテイストだけでなく洋風にも合うので人気があります。キシレン、ホルムアルデヒド、アンモニアを除去するので消臭効果が期待できます。
オリヅルラン
NASAが選ぶ「空気清浄効果の高い植物NO.1」。ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンを除去します。ハウスダストアレルギーの原因となるアレルゲンを減らします。小さめの鉢でぶら下げると可愛いかも。
ピレア
葉に銀白色のような斑が入っているのが特徴です。ミニ観葉植物セットなどに入っていることが多いですね。
テーブルヤシ
名前の通りコンパクトなヤシの仲間。ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンを除去します。室内を保湿する効果も高いです。
サクララン
葉肉が厚めくて見た目が可愛い、つる性の観葉植物です。ベンゼン、ホルムアルデヒドを除去します。
ボストン・タマシダ
NASAの研究では、ボストンタマシダの根がシックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを除去するのにもっとも有効な植物とのことです。ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンを除去し、室内保湿効果もあります。
ペペロミア類
ペペロミアは種類が多いのですが、どれも小柄で見た目の可愛さから、観葉植物やインテリアとして女性からの人気が高いです。ちょっとしたスペースに置くだけでお洒落ですね。
コリアンダー(パクチー)
中華料理、タイ、ベトナム料理などアジア料理でよく使用されるハーブがパクチーですが、ASPCAのリストでは犬・猫・馬に対して毒性なしとなっています。犬猫がいたらいつの間にか葉っぱだけ食べられてなくなっていそうな予感。
まとめ
犬に毒性のある観葉植物、草花は調べてみると非常に多い事が分かりましたが、パキラ、テーブルヤシ、アレカヤシなど育てやすい観葉植物が使えるので、犬がいる家庭でも安心ですね。
アンモニア除去効果のある「シュロチク」と育てやすい「パキラ」をイソラでもインテリアに使おうかなと考えています^^