これらの問題が考えられます。 犬舎を使う理由としてはトリミング作業の効率化という部分もありますが、犬舎を使う一番の理由は『安全性』です。 ワンちゃんの安全面・衛生面を考えると犬舎に入れておく方が安心です。
ただ、出来れば犬舎ではなく広いスペースで自由にして待っていて欲しいという方も多いと思います。 確かにそれが出来るなら犬舎やケージが苦手なワンちゃんのストレス削減にもなり、トリミングサロン嫌いの予防になります。トリマーと触れ合える時間も増えるので、お店にも慣れやすくなります。 安全面を考えたりと作業効率は悪くなりますが、そんなペットサロンがあってもよいなと思いました。
ケージ,犬舎を使わないお店づくり
という理想からイソラでは「犬舎を使わないお店にしよう」というコンセプトでお店づくりがスタートしました。 犬舎を使わないためには予約頭数を制限し、さらにお預かりとお迎え時間もきちんと決める必要があります。
例えば15時に仕上がる場合はお迎えも15時前後でお願いする事になり、仕上りは15時だけどお迎えはそれ以降ならいつでもというような一時預かりは出来ません。 犬舎を使わないということはお預かり出来る頭数が限られるためです。
同時にトリミングできるワンちゃんは2匹になるため、同時にたくさんお預かりするのが難しいのです。同じお家でしたら4匹などでも出来るのですが、4人のお客様からワンちゃんを同時にお預かりするということが出来ません。
ワンちゃんの緊張・ストレスの軽減
ケージレス&ワンルーム型がイソラのスタイルですが、
- お客様のカウンセリング
- ワンちゃんには店内で自由にしていてもらう
- お預かり後、そのままテーブルの上でトリミング開始
- 余裕があれば時々下ろしたりしながら休憩
- 店内で遊んだりオヤツをあげたりしてお迎え待ち
という流れになります。 ドッグバスだけ別の空間で区切っていますが、カウンセリングからカットまで全て同じ空間でおこないます。
ここは楽しいところか?嫌いなところか?とワンちゃんが判断する時に、「トリミングテーブル」「ドッグバス」はワンちゃんにとっては、どうしても楽しいより嫌な印象が強くなります。
「シャンプーされるの楽しい!!」というワンちゃんはほとんどいません。 でも、店内は自由に探索できて楽しい!遊んでもらえて楽しい!飼い主さんが喜んでいて楽しい! という印象になるように努力しています
トリミング中に休憩で店内で遊ばせるとみんなヤッホーイと走り出します。 そして、また手直しでトリミングとなりワンちゃんは『えぇぇ(;´д`)』という顔になりますが トリミングが終わって自由にしてあげるとまたヤッホーイとなります。”カルテでオヤツ可”の場合は最後にオヤツもご褒美であげています。
「嫌なことはあるけど楽しいことも多い!」そんなイメージをワンちゃんに残してあげたいと考えています。 ケージレス&ワンルームの形は嫌な印象以上の楽しい印象を感じてもらいやすいです。
5月のプレオープンから2ヶ月経って
イソラのスタイルは一般的なペットサロンではありませんし、正直自分も初めての形でした。 プレオープンしたのが5月15日だったので間もなく2ヶ月ですが 2度目のご来店でも店内に入る事を嫌がらずに入ってくれるワンちゃんが多く、飼い主様も「今までとワンちゃんの疲れが違う」という事を結構仰って頂けるので、本当に良かったと感じています。
ただ、シャンプーやトリミングされるのはどんなコでも嫌なので、「また預けられてシャンプーされるのヤダー!」となる事も多いです。
ワンちゃんが楽しめるシャンプー&トリミングというのは難しいので、嫌な印象を出来る限り軽減して良い印象を残し、ストレスを出来る限り削減するというのがイソラの目指しているスタイルです^^