スリッカーブラシを選ぶ時は何を基準に選んでいますか?スリッカーを販売しているメーカーは沢山ありますよね。職業柄いろいろなスリッカーを試してきましたが、ホームセンターで売っているようなメーカーまで含めると一体何種類あるんだろうと。
- ローレンス
- マイスター
- キンペックス
- ショーテック
- 岡野製作所
- ドギーマン
- プラッシュパピー
- ペッツルート
- ペティオ
- ナンバーワンオールシステムズ
- ケイプロペット
- DELE
などなど
今回は自宅でブラッシングをする時にのスリッカー選びで悩んでいる方のために、選ぶ時のポイントやオススメのものをまとめてみました。
こちらの記事の内容が古くなっているので、YouTubeの方に新しくまとめました。
追記.現在使っているものをYouTubeにまとめました。
おすすめのスリッカーをご紹介
フルーツ村
ピンが柔らかすぎず固すぎず、毛玉も取りにもブローにも使えて便利!そして安い!
プラッシュパピー
ピンが柔らかく引っ掛かりが優しいので、一番使用頻度が高いスリッカーです。ブラッシングが苦手なワンコさんでも安心!毛玉処理は苦手なのと、サイズが大きいタイプしかありません。
サファリ先玉付 ソフトスリッカー
櫛先に玉が付いているので皮膚を痛める心配がありません。皮膚の弱い老犬や子犬、被毛の薄い子に。ピンも細かく優しい玉付ブラシなので使いやすいです。
使い分けとしては、毛玉がある場合はフルーツ村で、特に毛玉がないならプラッシュパピーやクリスクリステンセンを使っています。ブローは大体プラッシュパピーですね。
プラッシュパピーは毛の引っ掛かりが優しいので、ブラッシングに慣れていない子犬におすすめです。ただサイズが大きい(フルーツ村のMサイズぐらいあります)ので最初は使いづらさを感じるかもしれません。
お家ではプラッシュパピーのようなソフトなスリッカーと、毛玉用にフルーツ村やもっとピンの硬いケイプロペットなど2本使いが便利だと思います。
1本で普段のブラッシングから毛玉取りまでするのならフルーツ村は結構優秀です。お値段も安い!
ピンが硬いスリッカーは毛が切れやすかったり、引っ掛かりが強いのでワンちゃんが嫌がる事があります。なので、お家でのブラッシングでは出来るだけピンはソフトで優しいタイプから選ぶと良いです。
よかったら参考にしてみてください。
サイズはMかS、ソフトタイプがオススメ
スリッカーのサイズはメーカにもよりますがSS→S→M→Lと分類されていることが多いです。スタンダードプードルのような大型犬でない限りM,Sサイズのような小さめが使いやすいですね。
Lサイズはでかい!

クリス クリステンセン のスリッカーブラシ マークⅢ。Mediumサイズですが一般的なスリッカーでいえばLサイズ。クリステンセンは見た目も使い心地も◎ですが、お値段が…

最近購入してみたSHOW TECHのスリッカーブラシ。左がソフトで右がハード。一般的なMサイズより若干大きいです。
SHOW TECHはソフト、レギュラー、ハードの3種類ありますが、ソフトとハードの2つはピンが長めです。ローレンスほどピンが密集していないので、毛の引っかかりがすくなく優しくブラッシングできます。ブラッシングが苦手な子におすすめ。
持ち手はプラスチックですが、その分非常に軽く出来ていて、使いやすいスリッカーですね~。一回り小さいサイズも作ってほしい。
小さめの方が使いやすい
スリッカーは大きい方が何となくお得なような気がしますが、実際に使ってみると顔や足回りをブラッシングするには大きすぎたり、重くて取り回しが不便など、結局一回り小さいサイズがほしくなると思います。
やっぱり万能に使えるのはMサイズですね。
ピンの硬さはソフトを選んだ方が毛・肌を傷めにくい
ピンが硬いスリッカーといえば武蔵。
ブログを読んでいると名前を見かけることも多く人気があるスリッカーだと思います。武蔵はピンが密集していてソフトでも結構硬めのスリッカーです。頑丈でピンが強いのが魅力です。
ハードなスリッカーはもつれや毛玉を取る時に使うと時間短縮になるので、トリマーも毛玉取り用に一本は必ず持っていますが、個人的には普段のブラッシングにはオススメしずらいです。
というのも、柔らかいスリッカーを使っても毛は痛むものですが、さらにハードなスリッカーを使えば犬の毛が千切れたり、抜けやすくなります。慣れていないと皮膚も傷つけます。
もつれ取り専用にハードタイプを1本持っておいても良いと思いますが、普段使いはソフトタイプをおすすめします。犬の毛は人間よりも弱いので簡単に千切れちゃうんですよね。
まずはピンが柔らかいスリッカーを使ってみて、ピンがもう少し硬いほうがいいなと感じたらハードタイプを検討してみてはどうでしょうか?スリッカーは高価なものでもないので、余裕があれば最初からソフトとハードをセットで買ってしまってもいいかも。
まとめ
スリッカーはピンが伸びたり、曲がってしまえば買い換えるしかない消耗品なので、値段も2000円以下で買えるものが使いやすいと思います。
最後に簡単にタイプ別におすすめスリッカーをまとめるとこんな感じ、ホームセンターで売っているピン先が丸くなっているものは使った事がないので除外しています。
タイプ別スリッカー選び
はじめてのスリッカー/プロが使っているものがほしい
・ローレンス、マイスター(ショートティスリッカー)、ドギーマン(フルーツ村)、プラッシュパピー
持ちやすいスリッカー
・ナンバーワンオールシステムズ、キンペックス、マイスター(ハイスリッカー)
ピンが長めのスリッカー
・SHOW TECH、ユニバーサルグランド、DELE
毛玉やもつれに負けない頑丈なスリッカー
・武蔵(岡野製作所)、ケイプロペット
最高級のスリッカー
・クリス クリステンセン
参考 【イソラのInstagram】
僕は普段のブラシングやシャンプー前はDELE、ナンバーワンオールシステムズで、ブローの時はクリス クリステンセンのX-Small(今回の写真には載っていません)とタイニー超小型を使っています。
最近は『プラッシュパピー、フルーツ村、ケイプロペット、クリステンセン』の4つを主に使っています。
また、SHOW TECHはサイズの割にとても軽いので大型犬の時に使います。
スリッカーは使い方に慣れがいる道具ですが、とても便利な道具です。メーカー選びよりもまずは優しく正しく使うということが大切です!
カットした状態のフワフワ感を取り戻したい時はブラッシングだけでは難しいのですが、水を軽くスプレーしてドライヤーで乾かしながらスリッカーで伸ばすとフワフワになりますよ。
また、頭や身体の毛を長く伸ばしていきたいという場合はスリッカーよりもピンブラシの方がよいです。スリッカーだといくら優しく使っても毛が傷んだり切れてしまいます。毛を大事にしたいなという人はピンブラシも検討してみて下さいね。
ピンブラシは2つ使っていますが、1ALL SYSTEMSはピンの先端が丸く、ゴムパッドも柔らかいので使いやすいです。

左がPSIのピンブラシで右が1ALL SYSTEMSのピンブラシ。

1ALL SYSTEMSはデザインも使い心地もGOOD!

では!
