近年は犬のスキンケアの大切さが注目されるようになり、犬用の保湿剤も種類が増えてきました。
特にシャンプー後の保湿は大切で、どれだけ優しいシャンプーを使ってもシャンプー後の皮膚は乾燥してしまいます。
そして人と違って、犬はすぐに皮膚の潤いが元には戻りません。人の頭皮は洗って大体1日で元の皮脂に整うとされていますが、犬は皮脂が戻るまで約3日かかると考えられています。
皮膚の乾燥はバリア機能の低下に繋がり、皮膚トラブルの原因にもなる可能性があるので、出来る限りシャンプー後は保湿ケアもしてあげましょう!
もちろん日常的に保湿剤を使用してあげるのも、皮膚の健康維持につながるので、気がついた時にシュシュっと保湿剤をつけてスキンシップをしながらマッサージしてあげると、皮膚トラブルの予防にも繋がります。
特に乾燥肌やアレルギー肌やアトピー体質の子は保湿ケアを日常生活に取り入れてあげると良いと思います。
今回は保湿剤の中で個人的におすすめなものを7つピックアップしてご紹介したいと思います。
保湿剤一覧
BOKUMO. スキンケアローション |
セラミドによる皮膚バリアを整える事に加えてアラントイン、エクトイン、ビタミンC誘導体を配合。 【3,586円/120ml/スプレータイプ】 |
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BOKUMO. スキンケアミルク |
スクワランをベースに採用している乳液。キトサンサクシナミド、アスコルビン酸、トコトリエノール、アスタキサンチンといった抗酸化成分を複数種類配合。 【3,520円/100ml/乳液】 |
パラソルヘルスケア 高濃度セラミドスプレー |
ヒアルロン酸、ユズ果実セラミド、月下香エキスといった保湿成分にシルクプロテインを配合。 【1,980円/200ml/スプレータイプ】 |
パラソルヘルスケア 高濃度セラミドジェル |
ヒアルロン酸、ユズ果実セラミド、月下香エキスといった保湿成分を配合した全身に伸ばしやすいジェルタイプの保湿剤。 【2,860円/150ml/ジェルタイプ】 |
N’sdrive スキンバリア |
ヒアルロン酸にヒト型セラミドを3種とフィトスフィンゴシンを配合したシンプルで低刺激処方の保湿ローション。希釈して使うタイプ。 【14,000円/1000ml/希釈タイプ】 |
アフロートドッグ モイスチャライズフォーム |
ユズセラミドにセラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、セラミドEOPと人型セラミドを複数配合した泡タイプの保湿剤。 【2,420円/120ml/フォームタイプ】 |
アフロートドッグ モイスチャライズ |
ユズセラミドにセラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、セラミドEOPと人型セラミドを複数配合した希釈して使うタイプの保湿ローション。 【2,750円/200ml/希釈タイプ】 |
【BOKUMO.】スキンケアローション

防腐剤フリー設計の低刺激保湿剤です。アトピー・アレルギー体質で敏感肌の犬猫、または敏感肌の人におすすめの保湿スプレー。
犬は皮膚が毛で覆われているので、ペタ付きがある化粧水は使いづらいのですが、ボクモのスキンケアローションは使用感がさっぱりなのに保湿性能も高く、とても使いやすいです。
これまでもペット用の保湿剤はありましたが、セラミドによる皮膚バリアを整える事に加えてアラントイン、エクトイン、ビタミンC誘導体など、ワンちゃんの肌の健康改善によりアプローチをしていく内容になっています。
セラミド、ヒアルロン酸による水分保持・バリア機能の改善だけでなく、肌荒れを優しく整えてあげることができます。
化粧品登録されているので人にも安心してお使いいただけます。
僕はお店でも自宅でも保湿剤はBOKUMO.スキンケアローションを愛用しています!
【全成分】水、ペンチレングリコール、PCA-Na、ヒアルロン酸Na、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCL、3−ラウリルグリセリルアスコルビン酸、アラントイン、メチルヘスペリジン、エクトイン、グルコシルルチン、グリセリン、オレイン酸ポリグリセリルー10、レシチン、コメヌカ油、クエン酸、BG

【BOKUMO.】スキンケアミルク

安定性・安全性・皮膚刺激とともに非常に優秀なスクワランをベースに採用している乳液。
キトサンサクシナミド、アスコルビン酸、トコトリエノール、アスタキサンチンといった抗酸化成分を複数種類配合しています。
先程のボクモのスキンケアローションと組合せるととても相性が良いのですが、単体でも便利な乳液になっています。
役割としては人の乳液と同じで、皮膚からの水分の蒸発を防ぐ役割になります。
使い方は油分なのでそのまま全身に使うとペタついてしまうので、部分的な保湿に使うか、全身に使う場合は2ml程度の乳液を2Lほどのお湯で薄めてシャンプー後にかけ流して、すすがずにそのままブローをしてあげてください。
希釈は濃くしてあげたほうが保湿力は高まりますが、約2Lのお湯に乳液2ml程度の希釈でお試していただいて仕上がりが気になれば濃くしたり薄くしたり調整していただければ大丈夫です!
希釈を上手に調整してあげると、まるでトリートメントをしたような気持ちのよい仕上がりになります。
【全成分】水、スクワラン、ミリスチン酸イソセチル、ペンチレングリコール、グリセリン、(C-14-22)アルコール、アルキル(C12-20)グルコシド、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、トコトリエノール、キトサンサクシナミド、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、フェノキシエタノール、キサンタンガム、ヘマトコッカスプルビアリスエキス、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、オレイン酸ポリグリセリル-10、ステアリン酸ポリグリセリル-10、リゾレシチン、トコフェロール、BG

【パラソルヘルスケア】高濃度セラミドモイスチャースプレー

ヒアルロン酸、ユズ果実セラミド、月下香エキスといった保湿成分が皮膚表面に薄い皮膜を作り、角質の潤いを保ちます。
価格が1,980円(200ml)なのでBOKUMO.スキンケアローション3,586円(120ml)と比べるとお手頃価格。たっぷり使ってもお財布に優しい。
BOKUMO.と比べると使用感は少しペタッとします。
シルクプロテインが配合されているので、ドライヤーの熱の負担から被毛をやさしく保護し、切れ毛や縮れ毛を防ぐブラッシングスプレーの働きもあります。
【全成分】水、BG、グリセリン、ユズ果実エキス、チューべロース多糖体、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、システイン/オリゴメリックプロアントシアニジン、ヒアルロン酸Na、ポリグルタミン酸、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、グリチルリチン酸2K、トコフェロール、ベタイン、キトサン、アルギン酸Na、クエン酸、カプリリルグリコール、セテアリルグルコシド、PPG-6デシルテトラデセス-30、1、2-ヘキサンジオール、PVP、ポリ-γ-グルタミン酸、フェノキシエタノール、ペンチレングリコール、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース
【パラソルヘルスケア】高濃度セラミドボディジェル

成分的には上のローションタイプと同じようなユズセラミドをメインにした配合ですが、シルクプロテインがなくなって被毛のケアより皮膚のケアに重点が置かれています。
ジェルなので伸びが良く肉球ケアにも使いやすい。
1プッシュで伸ばしやすく、手にとって広げてそのまま全身に使えるので、スムースの子は上のスプレータイプよりしっかり全身を潤しやすいと思います。プードルのようにふわふわの毛質の子に全身使う場合は上記のスプレータイプの方が使いやすいと思います。
【全成分】水、BG、グリセリン、ユズ果実エキス(ユズセラミド)、システイン/オリゴメリックプロアントシアニジン(オリゴノール)、ヒアルロン酸Na、カッコンエキス、ローズマリー油、1,2-ヘキサンジオール、グリチルリチン酸2K、シャクヤク根エキス、トウキ根エキス、ヨクイニンエキス、アルゲエキス、アロエベラ葉エキス、クロレラエキス、アルギン酸Na、ポリ-γ-グルタミン酸Na、キトサン、セテアリルグルコシド、PVP、ヒドロキシエチルセルロース、PEG-20ソルビタンココエート、クロスポリマー、カルボマー、水酸化K、フェノキシエタノール
【N’s drive】スキンバリア 1000ml

N’sdrive(エヌズドライブ)は、犬の皮膚に重点を置き、皮膚科学を基づきいかに健康的でトラブルを起こしにくい皮膚に近づけるかそれだけを考えて作られたスキンケア重視のブランドです。動物病院で取り扱っているところもあると思います。
N’sdriveは保湿剤はこの1Lのスキンバリアと自宅用の300mlのボトルタイプがありますが成分が全然違い、こちらの1000mlタイプの方がシンプルで使いやすいと思います。
ヒアルロン酸にヒト型セラミドを3種とフィトスフィンゴシンを配合したシンプルで低刺激処方の保湿ローションです。
使用感はさっぱりで、5〜15倍希釈で使えるのでコストパフォーマンスもよく使いやすい保湿剤だと思います。
BOKUMO.が登場するまでは僕はこの保湿剤を使っていました。
成分も安心の全成分表記でシンプルな保湿剤なので使い勝手も良いですね。
【全成分】水・ヒアルロン酸Na・セラミド1・セラミド3・セラミド6II・フィトスフィンゴシン・ラフィノース・カルボマー・水酸化K・コレステロール(羊毛)・1,2-ヘキサンジオール・カプリリルグリコール・キサンタンガム・ラウロイル乳酸Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・プロピルパラベン
【アフロートドッグ】モイスチャライズフォーム

ローションでもジェルでもなく、フォームボトルタイプの泡の保湿剤。犬は人と違い被毛で全身が覆われているので、保湿剤を皮膚まで届かせるのが大変なのですが、泡なのでジェルタイプよりもさらに塗りやすいです。
ユズセラミドを使っているのはパラソルヘルスケアと同じですが、セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、セラミドEOPと人型のセラミドも複数配合されているのが特徴です。
成分記載は主成分のみで全成分ではないのが残念なところですね。
【主成分】複合セラミド(ユズセラミド、セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、セラミド EOP)、フラーレン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ポリクオタニウム-51、他
【アフロートドッグ】モイスチャライズ

主成分はフォームタイプと同じですが、こちらは希釈して使うローションタイプです
使い方はキャップ2杯(約15mL)を洗面器1杯(約2L)程度に入れ、皮膚へ浸透させるようにかけ流してください。10倍希釈でスプレーボトルにいれれば保湿スプレーとしても使えるのでコスパは◎。
ただし、こちらも全成分の表記はなく主成分のみ。
【主成分】複合セラミド(ユズセラミド、セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、セラミド EOP)、フラーレン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ポリクオタニウム-51、他
